ペキティ テルシャの可能性
【 いざ、というとき 】
最近、刃物を使った痛ましい事件が続いていますね。誰でもいいからという理由だったり、加害者が死んでしまったり、行き場のない悲しみや怒りが日本全体を包み込む日々が続きました。
今日このあと、お家へ帰る途中、自分に誰かが突然刃物を向けてきたとき、私たちにできることは何でしょう。
私たちは普段、フィリピン武術カリのシステムのひとつ、ペキティテルシャを習っています。最初はスティックから入り、さまざま道具を扱い、最終的には素手に進みます。
もし、相手が刃物を持っていたら、100%傷つけられることは覚悟するように言われます。
ただ、ダメージをどれだけ少なくするか、どうやって早く距離を取るか、自分の持っているものを上手く活用できるか、いかにしてその場を離れるか、ということをたくさんたくさん学ぶのです。
相手を観察する。どこに手があるか。武器はもっているのか。自分のどっち側から武器が来るのか。どういう風に持っているのか。
そういうことを見るクセをつけるのです。
相手はナイフをPakal(逆手)で持っている。自分は素手。ナイフは自分の左側からくる。
そして、もう一つ大事なのは、自分の体を作ること。
自分より相手が大きかったり、武器が上から振りかぶってくるとき、そのパワーは重力の力を借りてとても強大であることを認識しなくてはなりません。
私はドラマを見てシミュレーションしますが(笑)、対応策がわからない時はKHのメンバーに聞きます。「相手がこう来たら、どうする?」
いつもの帰り道で。人を待っていて。新幹線で。どんな状況でそのときが来るかわかりません。そして、勝負は一瞬でしょう。
普段の心がけ。繰り返すトレーニングの成果。いざ、というときは、きっとそれに尽きます。
私たちのドアはいつでも開いています。
☆カリヒマグシカンはTuhon Bill McGrathが率いるアメリカ・ニューヨークのPekiti Tersia International(PTI)の日本代表です。
PTI が持つ明確なカリキュラムを引き継ぎ、そのカリキュラムに沿ってトレーニングや昇級試験を実施しているため、トレーナーからも自分でも、成長度合いが一目瞭然です。 ぜひ体験しにいらしてください。
contact@kalihimagsikan.com (日本語対応。@は半角に書き換えてください。)
*初めての方はこちらも。