Train Hard, Play Hard in Philippines 3
【気分は、明日のジョーw】
フィリピンフィールドトリップ前半戦最後のイベントは、ボクシングジムに行き、本格的なトレーニングをつけてもらうこと。
PTIのテストの一番最初に、「テンパリングとキックボクシング」という項目があります。素手で戦わなければならないときに必要な項目であり、またたとえビギナーであっても戦いに備えて自分を守るすべ(Self-defense)を知っておくべきという考えがあります。
昨年、インストラクターJayson Vemoaにお出でいただきKick Boxingのトレーニングをしていただきましたが、KHでは、自分のカリをさらに向上させるために、KALIやFMAだけにこだわることなく、様々な専門家から教えを乞う機会もたくさん共有できればと思っています。
で。
私にとっては初の本格的ボクシングジムでのトレーニング。頭の中では、明日のジョーの曲(サンド〜バァックに〜♪浮かんで〜消えぇぇるぅ♪)が流れ、闘志満々。
ひとりずつ手にテーピングをしてもらい、ウォームアップ開始。なわとびも入っていっぱしのボクサー気分。その後、一人に一人、丹下段平トレーナーがつき、別々のメニューをこなしていきます。
私はまずは正しいパンチの出し方、基本のフットワークから。足の使い方をちょっと教わっただけでなんとスムーズにパンチの出ることか。
これで、猫パンチは卒業!(のはず!)
トレーナーがミットをつけ、「ジャブ、ジャブ、ストレート」「4回連続!」「8回連続!」と打ち込みを指示される。
「良いパンチャーだ!」と誉められて、調子に乗った私。
10分後。フィリピンの暑さの中、室内でもちろん空調もない中で、オーバーヒートした私は早くもダウン。立て、立つんだ、ジョー!と心で叫んでも、時すでに遅し。水分補給しつつ、ジムの隅で横になって回復を待ちましたが、先生に「もう、やったらだめ。」と言われ、タオルが投げられたのでした・・・。
他のKHeesたちは、サンドバックを使ったり、さらに複雑なフットワークを学んだりと順調にメニューをこなし、最後はスパーリングもさせていただけることになりました。
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違った角度の専門的技術をその道の専門家に教えていただく時間が、どんなに幸せで楽しくて、あっと言う間で貴重な経験なのか、ぜひみんなに聞いてください!
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誇り カリヒマグシカン 4つのpatch
【House of Pain】
カリヒマグシカンには、ランクの昇級とは別に「4つのPatch」があります。
上から「HOUSE OF PAIN」「BEAST MODE」「RUN AMOK」「SHOCK TROOP」
赤いPatchにはどれが一番、といった優劣はありません。3つの赤いPatchをすべて得ると、金色のPatch「SHOCK TROOP」が与えられます。 私たちカリヒマグシカンの目指すものをすべて持ち合わせた者が「SHOCK TROOP」であり、このPatchを持つ者を多く輩出することがカリヒマグシカンの目標の一つです。
それぞれのPatchには意味があり、その意味を十分に兼ね備えたと判断されたものに与えられます。ある生徒さんがあるPatchを受け取った時、昇級するよりもこのPatchをもらった方が自分には価値がある、と号泣したこともあります。
それぞれどんな意味があるのか、少しずつご紹介しますね。
今回は、「HOUSE OF PAIN」。Physicalな痛みやハードトレーニングを乗り越える強い体と精神を持つ者、に与えられます。
カリヒマグシカンは、以前もご紹介したとおり、かなりのグローバル的体育会系ですw
どんな武道、武術も同じだと思いますが、KALIも自分の技術を最大限引き出すには、フットワークが最も重要ですし、体のキレや柔軟性も必要です。
体を精悍に保ち、良い筋肉を作るために、KaliFitを取り入れたり、通常のトレーニングでも、筋トレやコアトレーニングから始まります。
自らの怠惰な気持ちに負けず、苦しくとも毎回全力で向かう姿勢が顕著に見られる者にこのPatchを受け取る資格があります。
また、スパーリングセッションやガントレットでたくさん打たれたとしても、その痛みに負けず、強い精神で再び立ち上がる姿勢を見せた者にもその資格を見ることができます。
今年1月のガントレットを受けた3名のうち、唯一Lloydがこの「HOUSE OF PAIN」の称号を手にしました。彼は、ガントレットで強靭な打たれ強さを見せましたが、普段のトレーニングで手を抜いて筋トレするところを見たことがありません。
人より深くスクワットをし、人より早く次のスタート地点で指示を待ちます。
そうした一旦トレーニングに来たら100%で臨む姿勢は、必ず誰かが見ているものであり、みんなも納得の評価でした。
次の週にはちゃんとユニフォームに縫いつけていて、私にはとても誇らしそうに見えました。
そう簡単にはもらえないけど、挑戦してみますか?
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Train Hard, Play Hard in Philippines 2
【前半戦w モダンアーニスとSmoking Sticks】
今回の旅で私が個人的に楽しみにしていたのは、バタンガスツアーです。訪問の目的はArnis Villageにモダンアーニスのグランドマスター(GM) Dagoocを訪ねトレーニングを受けること。そして、彼が取り扱う評価の高い道具を手に入れること。
運よく見つけて私のもとにきたこのスティックは、もうこれしか残っていなかった最後のペア。一生使えないほど素敵なデザインのスティックです。私のこの旅一番の記念の品となりました。
さて、滞在しているマカティからバンを借りて南へ3時間のドライブ。目的地近くでGM Dagoocの娘Cydelさんにお電話。近くまで迎えに来てくださっていて、日本でのメールのやりとりを経て、やっとお目にかかれました!
到着すると早速トレーニング場所に案内されました。youtubeとかで見たことのあるコンクリートの床と高い天井。壁と屋根の間に空間があって、そうそう、この感じ!と興奮冷めやらず。この中で、ドイツから来た若者二人にトレーニングをつけていたGM Dagoocとご対面。全員緊張しつつ、GMの手を自分のおでこにつけてフィリピン式の最敬礼でご挨拶。
なんせGM Dagoocは67歳。しかも現役でトレーニングをしていらっしゃいますので、それだけでも尊敬の念が湧いてきます。
GMご自身はとても穏やかでニコニコとほほ笑む優しい雰囲気を持つ方です。でも、実際に私たちのトレーニングが始まり、デモンストレーションをしていただくと、その動きの速さ、正確さにただただ唖然!!これを直に自分の目で見ることができただけで、ここまで来た甲斐がありました。
実際のトレーニングでは、タイミングの大切さ、距離感(ラルゴからコルト)、チェッキングについて教えていただき、モダンアーニスというスタイルに少しだけですが、触れさせていただきました。
また、ここで生産、販売されいているスティックはとても評価が高く、GMご自身も、"Smoking Sticks"という異名を持っています。材質の良さ、仕上げの良さ、使い心地、耐久性。一度使うとその良さにほれ込みます。
もちろんトレーニングナイフや小さいネックレスタイプや、大型のソードもあり、KHeesたちも持てるだけ買って(笑)、帰路につきます。
別れ際、GM Dagoocからもお土産をいただき、また来ることを誓って、後ろ髪めっちゃひかれる思いでその場を離れました。
バタンガスはバタフライナイフ(バリソン)の発祥の地ともいわれています。GM Dagoocに良い店をご紹介いただき、道路わきのそのお店にも立ち寄り。
帰りのバンの中では、沈黙の中、あちこちからカチャカチャカチャカチャと音が響きます。今買ったばかりのトレーニング用バリソンが嬉しくて、試さずにはいられないKHeesたちなのでしたw
道具を揃えていくのもカリの楽しみのひとつですよね。本場で買いたい?
私たちのドアはいつでも開いています。
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Train Hard, Play Hard in Philippines
【前半戦w テストを受けてランクに挑む】
今回の旅は、全部で10日間!海外に8名でこんなに長期間滞在すれば、たくさんのことに遭遇しますが、すべてを楽しみきった10日間でした。ほんとに楽しかった!
帰りのマニラ空港で、Markが私に質問しました。
「yoko, この10日間の旅で何が一番だった?」
二人でしばら~く考えに考えて。
...
「どれが一番なんて選べない!」
それぐらい一つ一つのすべての出来事がいろんな意味で印象深くて思い出深かったのです。
前半のメインはPTK Global Cityのみなさんとの毎日のトレーニング、PTIテストの受験、ボクシングトレーニングとバタンガスツアー(モダンアーニス トレーニングと、"Smoking Stick"に代表される道具)です。
まずはPTK Global Cityのお話。このチームのリーダーのGuro Christopheさんとはもう知り合って4-5年くらいになるのかな?フィリピンのGlobal Cityという地域を拠点に活動しています。
このChristopheさんのもと、PTI(Petiki Tersia International) のランクのためのテストを受けることが今回の目的の一つ。このテストがキビシィ・・・。
Student Testでは、Boxing and Tempering, 5attacks(solo baston), 12attacks(double baston) が、インストラクターの指示通りにできるかどうか、実際にすべてやって見せます。ひとつひとつが何であるのか(What)、どうやるのか(How)を理解していることを見せるテストです。2日間にわけて、トータルで5-6時間はかかりました。
インスタラクターテスト(CT, Certified Trainner) は、当然見せるだけでなく、実際に生徒に教えながらすべての動きに対して説明をつけ、さらにそこにCrhistopheさんからの質問が飛びます。WhatとHowだけでなく、何故それをするのか(Why)、いつするのか(When)を明確に説明しなくてはなりません。
内容も上記に加えて、Knife Tappingが入りましたので、こちらはStudent Testの倍の時間がかかり、かつ厳しかったです。
すべてにおいて、安易に受からせるテストではなく、中には今回の合格は見送りという受験者もいました。こうやって生徒とインストラクターの質が保たれ、次世代が育つ仕組みになっているのですね。
KHeesは、先生のインストラクターテストも含め、全員突破!生徒さんたちはこれまで先生から教わってきたことを存分に出してくれました!Good Job!
Blue Bookに日付とスタンプをもらって、ご満悦です。(←私w)
ヤッター!
夜はGlobal Cityのみなさんと10:00過ぎまで毎日トレーニング。たくさんの違った体型の方々とペアを組み練習できる貴重な機会をいただきました。
Christopheさん、そしてGlobal Cityのみなさま、あなた方が私たちにしてくださったことすべてに心から感謝します。トレーニングでも、夜のSocial Timeでも(笑)、本当にお世話になりありがとうございました。また近々!
フィリピンで本当の仲間を作りたい?私たちのドアはいつでも開いています。
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フィリピンへ - カリの母国に帰る旅
【KHは旅行代理店?並みのスケジュール】
フィリピンに行ったことはありますか?島が7,000以上もあり、近代化が急速に進むASEANの一国です。
ホテルから望むマカティ(マニラ)の眺め
ここは日本の表参道ですか?と思うようなファッショナブルな地域あり。トイレは自動で流れるんですね〜、といった日本並みのサービスや設備あり。
かたや道路で裸で暮らすホームレスの夫婦あり。お金を無心するために集まってくる子供達の群れあり。
それらについて語る資格はありませんが、そういう面をごく日常の風景として私の目に焼き付ける国です。
そして、私たちが実践するカリの母国であり、まもなくKHees たちは、カリヒマグシカン初の海外フィールドトリップとして、フィリピンに旅立ちます。
私自身はかれこれ6回目か7回目の訪問です(詳しい回数はもはや覚えてない)。真狩時代に先生たちに連れられて、右も左もわからない中、たくさんの経験をさせていただきました。毎回何かが起きる涙と大笑いの珍道中だったので、思い出すと今でも吹き出しそうになります。
そして、今回はいつにも増してプランがてんこ盛り。ほんとに盛られてます。遊びもトレーニングも100%な私たちのチームのトップは、遊びに関しても飛び切りのアイデアマンですので、次から次へと企画、計画してくれました。
最大の目的である母国フィリピンでのカリのトレーニングは連日しつつ、世界遺産地域のバギオツアーや、フィリピンでMMAトレーニングやフィットネスを提供して拡大しているEmpire Boxingでボクシングのトレーニングを受けます。
バタフライナイフの発祥の地と言われるバタンガスへのお買いものツアーも、バンを貸し切って行く気満々!
それとそれと、Modern Arnis(モダンアーニス)のグランドマスター Rodel "Smoking Sticks" Dagoocとのトレーニングも待っています。
1978年大阪に来日したことがある GM Rodel "Smoking Sticks" Dagooc
それ以外にも書ききれないプランが目白押し。旅行会社並みのプランナーと実行部隊の連携と手を貸してくださる方々のご協力ですごいプランとなりました。
総勢8名。各人の現地で使える電話の準備、お互いに目を離さず見守るために考えられた先輩と後輩のバディ制度、各地への移動手段、KH独自の細かい日程表などなど、全員が安全に、そして何よりも楽しむ!ためのあらゆる手配も準備万端!
合わせて、KHの代表として出掛けるわけなので、その態度がチームを代表すること、日本で待つみんなに共有できるように多くのことを吸収して来くることも忘れずに。
はぁ、ワクワクドキドキと、パッキングが終わらなくて眠れない(笑)。
行ってきます。
カリのプラクティショナーなら、ぜひ一度はフィリピンへ。
ご用命はKHツアーに!(笑)私たちのドアはいつでも開いています。
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7 Hours ぶっ通しTraining!
【濃い連休の過ごし方w】
3連休、中日。
えぇ、前日も通常のトレーニングがあったけどね(笑)。この日は朝11:00から横須賀米軍基地内でトレーニングっつうことで。ホントに好きだね〜。Kali馬鹿だね〜。って、それは本当にそうなんだけどw
今回は別の理由がありまして。
4月のフィリピンへのフィールドトリップでは、今まで以上に毎日毎日色んなプランが目白押しなんだけれど、その一つにPTIのテストを受ける、という目的もあります。そのためにこれまで習ってきたことの復習をしませうということで。
いつもsa senseiはトレーニングプランをビッチリ立ててくれますが、今日の彼のノートは何ページあったかな?とにかく一枚一枚にビッシリプランが書いてありました。感謝感謝ですね。
↓こちらはこれでも休憩中で、じゃれてる図、なのです。
今回のメニューは、テンパリング、ボクシングと5attacksを中心に構成されていて。
いつもはフードコートに出向いてしっかりランチするのですが、今日は時間がもったいない!休憩を兼ねて、買ってきたピザをジム内で軽くお腹に入れただけで、ジムを閉めるスタッフが18:30に来るまで、7時間ぶっ通しのトレーニングとなりました。
ただ、先生のノートからわかるように、内容が濃くて、セミナーを一つ受けたような感覚だったので、7時間があっと言う間。さっき、あのゲートから入ってきたのにって帰りに思ったくらい。
ま、私は大体5時間過ぎると集中力が低下してきて、途中から脳が英語を拒否(笑)。右から左に英語が流れていくだけになり、senseiから、wake up!っと雷が落ちます… そんな時はネイティブが羨ましくなります。
そんな弱音が時々出るものの、でも、好きなことにドップリ浸かれる環境に本当に恵まれているなぁ、と感じずにはいられません。この日の米軍基地は、年に一度の地域への開放日。ジムの外では、日米親善スプリングフェスタで多くの日本人の方々が大きな船やアメリカ式の屋台を楽しんでいたと思います。そんな喧騒もまったく届かず、ひたすら自分とスティックに向き合った1日となりました。
フィリピンまであと少し。みんなと一緒に、荷物の準備と、バタンガスでのお買い物準備と、トレーニングの準備をするだけで、すでにワクワクして。旅は始まる前から楽しめますよね。って、どんだけ楽しむんだ?(笑)
3連休最終日はしっかりリラックスして(バタンキューで)、充実したお休みとなりました。
どんな連休でしたか?
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今日は何の日?
【 毎日がスペシャル♪ 】
先週の土曜日のトレーニングのあと、何故かパーティめいた雰囲気のSturgisでのランチタイム。
Benがブリスケットを、Gabeがメキシカンポークリブとメキシカンライスを作って持ってきてくれました。
どちらもSlow Cookedといわれるもので、じっくり時間をかけて作られます。Gabeはリブを5時間かけて準備してくれたそうです。
Benのブリスケットは牛肉料理でほどよくスパイシー。Gabeのリブは豚肉料理で甘いたれが絶品。この2つの料理、示し合わせたわけではないのに、一緒にいただくには絶妙なバランス!
早速、みんなで、試食。
う、美味い!めちゃうまい。肉料理だけぢゃなく、メキシカンライスもうまい!
KHeesたちは料理上手が多い。食べるだけでなく、作るのも好きらしい。Benはデザート作りもものすごく上手だし、Markが作って持ってきてくれたメキシカン料理もとっても美味しかったし、先生の作るフィリピン家庭料理アドボは天下一品。そして、新たな料理人、Gabe参戦(笑)。私は食べる専門。
二人が揃ってわざわざ手の込んだ手作り料理をこの日に持って来たので不思議に思って聞いてみた。
私 「今日は、アメリカでは何か特別(Special)な日なの?」
Gabe 「Every day is special! 1日1日がスペシャルさ! 」
...素敵!
毎日をスペシャルにするのは、トレーニングだけじゃない。Train hard, play hard!
参戦する?
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