Kali Himagsikan’s blog (カリ ヒマグシカン)

横浜で、フィリピン武術(FMA) カリ、やってます。スティックと、ブレードと拳と、クロスカルチャーと。

Tuhon Bill ジャパンセミナー Final

【 ペキティテルシャシステムの特徴 】
 
ペキティテルシャシステムは、日本ではマイナーな部類に入るかと思いますが、海外では軍や警察のトレーニングに採用されています。
 
Tuhon Billがよく説明してくださるのは、ペキティテルシャは絶えず複数人を相手にすることを想定していることです。
恐らく日本でも私たちの日常生活を守ってくださる危険な任務を職業にしてらっしゃる方々には理解できるところがあるのではないかと思いますが、まず自分が安全であることを大前提に多くの相手が考えられる場合や、周りに一般の人がいる場合のトレーニングにも耐えうるものです。
 
今回のTuhon Bill Japan Seminarは64 Attacksというシングルバストンのモジュールに焦点を置いたものを教えていただきましたが、その中でもその視点は十分に取り入れられていました。
 
相手が複数いるということは、相手一人に対して時間をかけていられない、つまり精密な正確さが必要であること、そして、絶えず距離をとって視界を広くとり状況を意識することを繰り返し教えていただきました。
 
精密な正確さとは、自分が行きたいところ攻撃したい絶妙の場所に移動し、狙ったターゲットにヒットすることであり、それには身体的に文字通り多くのトレーニングや訓練、練習といった日々の努力が必要です。
視界を広くとるためには常にリラックスした心の状態が必要です。人は、緊迫したプレッシャーの状況に置かれると視野がぐっと狭まり、一人の相手に集中してしまう傾向があるからです。
 
普段のトレーンニングや日常の行動の中で、Body、Mind、Spritを鍛錬していくことが大切、とTuhon Billはおっしゃっていました。結局は相手でなく、自分がいかにあるか、ということになるでしょうか?
そして、もちろんテクニックやスキルも必要ですから、日本の心技体に通じるところもあるように思いますが、ペキティのPractitionerであるとか、Martial Artistとしてだけでなく、バランスがとれた強くて優しい人間になりたいものです。
 
次、次。3人でのワークも多く行われました。
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それぞれが多くの学びを得たセミナーもあっという間に終わってしまいました。特にsa 先生は次のステップに向かわせる多くの気づきと着想、アイデアを得たようですので、今後のトレーニングも楽しみにしてください。
私たちのドアはいつでも開いています。

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