Kali Himagsikan’s blog (カリ ヒマグシカン)

横浜で、フィリピン武術(FMA) カリ、やってます。スティックと、ブレードと拳と、クロスカルチャーと。

USA from West to East 1 - PTI Summer Camp 2018

 【 Segidas:Range, Footwork, Timming 】
 
今年の夏のUSトリップは、西海岸サンディエゴに上陸し、夜行便で国内線でフィラデルフィアを経由して、ニューヨークへ。
今年もたくさんのドタバタで、笑って笑って、楽しんで、トレーニング三昧の10日間!
 
まずは、後半のニューヨークでのPTI Summer Campから。
 
先のブログでもご紹介した通り、今年のCampのメインはSolo Baston。特にSegidas はSet 1からSet 3まですべて体験できるなんと美味しい内容!

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まずは、SegidasについてTuhon Jack Latorreのウェブサイトから前回の続きをご紹介します。
 
全原文はこちらです。↓順次訳してみたいと思います。
 
The first set puts the practitioner in “largo mano” or long range. This is the distance in which one can hit only the opponent’s hand with the tip of the stick. Hitting to the opponent’s hand in this range has several advantages. Evasion of the opponent’s weapon becomes significantly easier.Hitting your opponents hand often can result in an immediate disarm of his weapon, thus potentially shortening the conflict and making more injury to any party unnecessary. “Largo mano” entries, combinations and responses to the opponent’s attack are the flavor of this set.
The second set involves techniques designed for “medio”, or medium range. The standard for this range is that although the practitioner is still able to hit with his stick, the stick is now able to hit the opponent in the head.This also means that the practitioner is now able to use his free hand (also known as the “alive hand”, “checking hand” of “third hand”). The alive hand will be able to engage the opponent’s weapon hand control it in varying degrees.
The third set takes place in “corto” range, or short range. This is the range where punches, elbows and knees can all happen. This is also where chokes, neckbrakes, locks and takedowns will occur. The third set emphasizes the multitude of stick chokes in the Pekiti-Tirsia arsenal, as well as opportunities for takedowns.
 
最初のセットは「長い距離間」。この距離感はスティックの先端で相手の手にだけ届く距離。この距離感で敵の手を打つことはいくつかの有利な点があります。まず敵の武器をよけることが確実に易しくなります。また相手の手を打つことは、敵の武器をすぐに奪い取る結果につながり、よって不要な怪我を減らし衝突を短くする可能性があります。「Largo Mano (長距離の素手」エントリー、コンビネーション、そして敵の攻撃に対する反応はこのセットの味わい深いところです。
2番目のセットは「中距離」用にデザインされたテクニックになります。この距離感の基準は、スティックで敵の頭を打つことができる距離感です。つまり、この距離感では空いている方の手を使うことができます。(「Alive Hand (生きている手)」「Checking Hand(チェックする手)」「Third Hand(3つ目の手)」と言われているもの。)この生きている手は、いろいろな角度において、敵の武器を持っている手をコントロールすることができます。
3つ目のセットは「短い距離」になります。この距離感はパンチ、エルボー、そして膝を使うことができます。またチョーク、ネックブレイク、ロック、テイクダウンができる距離感です。この3つ目のセットは、ペキティテルシャのもつスティックチョークの数の多さを際立たせ、 テイクダウンの機会が多いことも同様に強調します。
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 Segidasは私にとってはかなりアドバンスレベルです。ところが、Segidasでは改めて距離感、フットワーク、タイミングの重要さに気づかされるのです。これは、ペキティテルシャでは基本中の基本です。
 
毎年のSummer Campに参加することで、Tuhonたちに直接教えていただくと、挑戦できるモジュールはだんだんアドバンスになっていきますが、その分基本の大切さをリマインドされて帰ってきます。
 
今年もKHは秋には基本に戻るのですが、ポイントの見方が違っていること、背景にあることを理解していることから、同じモジュールをやるにしても、今度は一つ一つを堀りさげていく過程に入ります。基本に戻る、と言っても、知識は格段にレベルアップしていき、見えるところが全然違ってくるのです。
 
11月3日(土)〜4日(日)は、Tuhon Bill の2日間Japanセミナー(いずれもJR関内駅周辺)です。今回はこちらもSolo Baston。Solo Bastonのビギナーレベルにもアドバンスレベルにも通じる「Solo Bastonのハブ」のような存在のモジュールひとつをじっくりと深めるセミナーになる予定です。
 
どうぞ楽しみにしていてください。
私たちのドアはいつでも開いています。

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*初めての方はこちらも。 

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