Kali Himagsikan’s blog (カリ ヒマグシカン)

横浜で、フィリピン武術(FMA) カリ、やってます。スティックと、ブレードと拳と、クロスカルチャーと。

PTI Summer Camp 2017 - Tuhon's Message

【 Footwork、がKALIの命 】

今年もPTI Summer Campに参加するため、アメリカに行ってきました。昨年初めて参加し、今年は2回目です。

今年の全般的なテーマは「ブレード」。通常のトレーニングナイフだけでなく、カランビットや長めのブレード類およびソフトツール(布)に対する防御も見せていただき、また相手に襲われたとき、自分が素手だったら、の状況に対する動きも教えていただきました。

 

Tuhon Billは、FBI認定警察防衛戦術のインストラクターであり、またニューヨーク州警察銃器インストラクターでもあるため、警察組織へのトレーニングも手掛けていらっしゃいます。その視点から、長い目でトレーニングができるMartial Artistsにトレーニングする場合と、短い期間で仕事のために必要な動きを習得しなければならない人たちに対する場合の教え方の違いを説明してくださいました。

 

ピコピコハンマーではありません(笑)。
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先生もChristopheさんもとっても楽しそう!
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また、Tuhonが繰り返し繰り返し伝えたことがあります。私のつたない英語力でなんとか掴めたのは、以下4つ。

 

まずは、フットワークが何より何より大切なこと。相手から逃げるため、ロックから逃れるため、そして攻撃のため。フットワークが正確にできなければ、どれだけ上半身が動けても意味がないのです。

 

ビギナーは逃げることを優先すること。決して、無理はしない。フットワークで相手との距離を取り、攻撃は考えず隙あらば逃げること。

 

相手は一人ではない可能性をいつも考えること。つまり相手の位置と動きを良く見て、自分の次の動きを常に考えること。

 

そして、スムーズとは正確さのことであり、正確さが速さであること。正確な場所に動くこと(とどのつまり、フットワークorz)、正確に狙いを定めることが結局は速さにつながるので、繰り返し練習することの大切さを教えてくださいました。

 

Tuhonと、Tuhonを援護するシニアインストラクターたちによる熱血指導の4日間。今年も満喫しました。60歳近いTuhonの動きの速さに驚嘆し、カリを真剣に愛する40名ほどのPractionarとともに過ごした4日間。は~、夢のようでした。

 

今年も「痛い目担当の先生とそれをニコニコ嬉しそうに見つめるChristopheさん」の図は健在w

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ソフトツールのデモンストレーションも。

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ちなみに屈強なKali Warriorsが集まったこのニューヨークのBowdoin Parkは、車がないと移動できないほど本当に広くて、トレーニングの緊張をほぐしてくれる愛くるしい鹿たちにも遭遇するほど自然に恵まれています。 

また来年ね、バンビちゃん。

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いつかは共に。

私たちのドアはいつでも開いています。

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*初めての方はこちらも。

kalihimagsikan.hatenablog.com

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