Kali Himagsikan’s blog (カリ ヒマグシカン)

横浜で、フィリピン武術(FMA) カリ、やってます。スティックと、ブレードと拳と、クロスカルチャーと。

Samurai Showdown 2  歴史への探究

【ワクワクの源】

 

11/23 Samurai Showdawnの後半は、刀匠 正宗24代目にお目にかかったときのお話。

 

店舗を構えてらっしゃるとはいえ、もちろん突然伺うような失礼はできないのでお電話で事前に何度かお話ししていたものの、実際に店舗に入る時は恐る恐る。大きい外国人たちも小さくなって恐縮しながら、店舗に入れていただきました。

まず、もう一度、今回の訪問の趣旨を率直に説明。

私たちがフィリピン武術のプラクティショナーであり、刀や武器を扱うため、道具に対し敬意を払う気持ちを忘れないようにしている。その上で、24代目がお話しや、鍛治場を見せてくださることで、その歴史や知識を共有してくださったらとても嬉しい、と。

24代目は、室町時代にご先祖が作られた刀と、24代目が作られた刀が並べられているところから説明を始めてくださいました。

KHメンバーからの矢継ぎ早の質問に、金庫からご自身がご自身のために作られた本当にプライベートな真剣や短刀を取り出し、質問に答えながら、実際に私たちにも持たせてくれました。なんという、光栄!

 

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24代目以外に、刃を研ぐ、鞘を作る、鍔をつくるといったそれぞれの専門家が11人もいらっしゃるとのこと。色々な刀を見せていただくたびにその作業工程の多さと、仕事の素晴らしさに感動せずにいられません。

この日は祝日で皆さんお休みでしたが、実際の鍛冶場、砥ぎ場にも入れていただき、見せていただきました。

 

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注連縄がぐるりと取り囲む、神様がいる神聖な場所です。刀づくりの本質に身も心も引き締まる思いでした。

 今回の訪問は、本当に貴重なものになりました。歴史、知識、文化の継承、技術、そういった形がなかったり、目に見えなかったりするものを直接感じる。そして、直接生きた話が聞けて、直接質問ができるということは、博物館に勝る経験です。

いつまでこの仕事を続けますか?という最後の質問に、「死ぬまでやりたいね」と答えてくださった24代目。50年のキャリアの上でのその情熱もまた見習うところです。

 

帰り際、「お邪魔しました」と日本語であいさつするKHメンバー。神聖な場所にあがらせてくださった神様に対する心からの敬意の言葉だったと思います。


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英語で「質問」は"Question"。Quest(クエスト、探究)から来ています。Questionがたくさんあるということは、物事への飽くなき探究心が次々湧いているということ。自分の内側に湧いた好奇心や興味を探究すること、答えを求めて「行動」を起こすこと。人生をワクワク過ごすには、きっとそうして得た発見、気づき、冒険が必要なのだ。そうそう、Questには冒険の旅、という意味もあるんだよね。

次の冒険までに、あなたの心も好奇心で満タンにして一緒に出掛けよう!

私たちのドアはいつでも開いています。

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