Kali Himagsikan’s blog (カリ ヒマグシカン)

横浜で、フィリピン武術(FMA) カリ、やってます。スティックと、ブレードと拳と、クロスカルチャーと。

人と出会い、信頼を築く先にあるもの

 【 Guro JackとStruggle(笑) 】

 

8月のPTI Summer Campに参加する前に、JFKからRochester空港に飛んで、Mataas na Guro Jackの住むBrockportに立ち寄りました。

Guro Jackは、PTIのシニアインストラクターであり、昨年のPTI Summer Campで初めてお目にかかりました。去年のPTI Summer Campは、私たちにとっても何もかもが初めてであり、Tuhon BillやGuro Jackに会えたことに感激しましたが、あまりお話はできませんでした。

それから1年。直接会うことはなかったけれど、一度会ったことでコミュニケーションは急速に深まり、今年はGuro Jackのご自宅を訪ね、sa先生のCTテストとプライベートセッションを受けさせていただけるまでに!

朝からランチをはさんでGuro Jackと3人での時間を過ごしました。PTIカリキュラムのモジュールKnife vs Knife Level 1&2を、フィードバックをいただきながら、先生が受験。私は先生の受けをしつつ(時にGuro Jackに遊ばれつつ)、そのテクニカルな動きと的確な指摘をほれぼれと見とれておりました。


CTテスト合格。サインをいただいています。
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先生も指摘されたことをノートに取る。カリは覚えることが多いので、本気になればなるほど、自分独自のノートの必要性を実感します。先生の前にあるのがGuro Jackのノートです。
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それと、Guro Jackは本当に根っから親切で、今回の旅行で一番の難関を救ってくれた人でもあります。細かい話は省略しますが、Brockportでも、Fishkillでも彼が私たちにしてくれたすべてに感謝しています。

 

私たちがこうしてTuhonやGuroに会いに行くのは、もちろんCT受験やセミナー参加のためもありますが、日本で待つKHメンバーにも、私たちの経験や話を通して、普段なかなか会えない人たちを身近に感じてもらいたいからです。

 

海外に出ていき、世界中のPekitiスタイルの実践者との信頼づくりは、必ず良い形でKHにもかえってくるはずです。関係が深まれば、インストラクターたちを日本に招くことも現実味が増しますし、日本を訪れるPekitiのプラクティショナーたちがKHを訪ねてくれることも増えてくるでしょう。

 

日本のプラクティショナーたちにも、Tuhonやシニアインストラクターと会って、直接トレーニングを受けてもらいたい!心からそう思います。sa先生はよく、Tuhon BillやGuro Jackに比べたら、自分など「Nothing」だと言います。素晴らしい技術、知識、経験、人柄、そういったものを肌で感じてもらいたいのです。 

 

来年。また次の新しい出会いが待っています。こんな風にわくわくした気持ちで一年間を過ごせることは幸せなことですね。

 

関係が進むと、写真もこんな風に変化します(笑)

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そうそう、普通、インストラクターたちは自分がデモをやったあとみんなにやらせる時は、「Go!」とか「Do it!」とか言うのだけれど、Guro Jackは「Struggle!」って言うんです!もう、コレ大好き。初めて聞いたときは、爆笑しました。カリの動きは時にとても複雑に見えるので、デモのあと「はい、やって」って言われても、できなくてう~~~~むって、ホントにStrugglingしてる時があるんです。

だから「もがけ!」とか「悪戦苦闘しろ!」と言われていると思ったら、おかしくなっちゃって。

 

日本に帰ってからも、気に入って使ってますw

 

一緒に、Struggleしますか? 

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PTI Summer Camp 2017 - Tuhon's Message

【 Footwork、がKALIの命 】

今年もPTI Summer Campに参加するため、アメリカに行ってきました。昨年初めて参加し、今年は2回目です。

今年の全般的なテーマは「ブレード」。通常のトレーニングナイフだけでなく、カランビットや長めのブレード類およびソフトツール(布)に対する防御も見せていただき、また相手に襲われたとき、自分が素手だったら、の状況に対する動きも教えていただきました。

 

Tuhon Billは、FBI認定警察防衛戦術のインストラクターであり、またニューヨーク州警察銃器インストラクターでもあるため、警察組織へのトレーニングも手掛けていらっしゃいます。その視点から、長い目でトレーニングができるMartial Artistsにトレーニングする場合と、短い期間で仕事のために必要な動きを習得しなければならない人たちに対する場合の教え方の違いを説明してくださいました。

 

ピコピコハンマーではありません(笑)。
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先生もChristopheさんもとっても楽しそう!
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また、Tuhonが繰り返し繰り返し伝えたことがあります。私のつたない英語力でなんとか掴めたのは、以下4つ。

 

まずは、フットワークが何より何より大切なこと。相手から逃げるため、ロックから逃れるため、そして攻撃のため。フットワークが正確にできなければ、どれだけ上半身が動けても意味がないのです。

 

ビギナーは逃げることを優先すること。決して、無理はしない。フットワークで相手との距離を取り、攻撃は考えず隙あらば逃げること。

 

相手は一人ではない可能性をいつも考えること。つまり相手の位置と動きを良く見て、自分の次の動きを常に考えること。

 

そして、スムーズとは正確さのことであり、正確さが速さであること。正確な場所に動くこと(とどのつまり、フットワークorz)、正確に狙いを定めることが結局は速さにつながるので、繰り返し練習することの大切さを教えてくださいました。

 

Tuhonと、Tuhonを援護するシニアインストラクターたちによる熱血指導の4日間。今年も満喫しました。60歳近いTuhonの動きの速さに驚嘆し、カリを真剣に愛する40名ほどのPractionarとともに過ごした4日間。は~、夢のようでした。

 

今年も「痛い目担当の先生とそれをニコニコ嬉しそうに見つめるChristopheさん」の図は健在w

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ソフトツールのデモンストレーションも。

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ちなみに屈強なKali Warriorsが集まったこのニューヨークのBowdoin Parkは、車がないと移動できないほど本当に広くて、トレーニングの緊張をほぐしてくれる愛くるしい鹿たちにも遭遇するほど自然に恵まれています。 

また来年ね、バンビちゃん。

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いつかは共に。

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We are back!

【 See you all next year 】

ニューヨークで行われたPTI Summer Campを無事に終え、日本に戻ってきました。

 

12月にカリヒマグシカン(PTI Japan)がTuhon Billをお招きし、PTI初の日本でのセミナーを控えていますので、どんな内容にするかもTuhonと話しをしてきました。

 

カリヒマグシカンのレギュラートレーニングにも、今回のキャンプから先生が持ち帰ったものが反映されていくと思います。

 

今回もたくさんの方々のサポートを得て、それからたくさんの幸運にも恵まれ、最高のトリップになりました。


Tuhon Billはもちろん、シニアインストラクターの皆々さまにも改めて感謝いたします。

次回のイベントまで自分たちの場所に戻ってトレーニングに励みつつ、またお目にかかれることを楽しみにしています。Until then…

 

帰り道のニューヨークグランドセントラル駅。手前は先生w
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毎日の出来事は少しずつご紹介しますね。

 

KHのトレーニングは明日から再開です!

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NYへ!We are ready to go.

【 PTI Summer Camp 】

 

来週からニューヨークに旅立ちます。

4日間のPTI Summer Campに参加し、Rochesterでの先生のCTテスト受験も予定しています。

私も先生の受けとなるべく練習中です。

 

Tuhonの真似(笑)↓ちょっと規模が小さいのはご愛嬌w 

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向こうでは、Tuhonn Billが待っています。Guro Jackとのプライベートトレーニングも待っています。

そして、KHメンバーで、アメリカに帰国したErikとMarkも合流します。

先に出発するBenとは今日のトレーニング後、See you in NY!と言って別れました。

全員の顔を思い浮かべるだけで、ドキドキ、ワクワクします。

 

KHでのトレーニングがいつも新鮮であるには、先生も学びに出なければなりません。どうぞ、先生が持ち帰ってくるものを楽しみにしていてください。

 

学びは、CTに受かり、先生と呼ばれるようになって、さらに必要になるのです。学び続けたいと思う限り、誰もが永遠に生徒なのです。

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夏!

【 毎年恒例の風景 】

梅雨明けしましたね。

カリヒマグシカンでは夏でも暑い環境でトレーニングします。カリの母国フィリピンと同じような状況でも動ける身体を作るためでもあります。

 

みんなのエネルギーと情熱でいっぱいになると道場はこうなります。

(曇ってるのはカメラのせいぢゃないの。) 

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9/2には毎年恒例のビーチトレーニングを予定しています。

夏本番。今年も楽しむぞw

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誇り カリヒマグシカン 4つのpatch

Beast Mode 】

 

カリヒマグシカンには、ランクの昇級とは別に「4つのPatch」があります。

「HOUSE OF PAIN」「BEAST MODE」「RUN AMOK」「SHOCK TROOP」



今回のお題は「BEAST MODE」。直訳すると野獣状態?とややアグレッシブなイメージですが、実はそうでもないんです。
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「House of Pain」はこちら。

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BEAST MODE」は、本来の自分以上の自分を出した時、周りの期待以上の自分を見せた時に授与されます。それは精神面でも、体力面でも同様です。

 

最近このPatchを授与されたのは、大学生のRioです。

 

このカリヒマグシカンのPatch制度は、先生からの推薦だけでなく、先輩からの推薦も大いにあるのですが、今年3月、Rioに「RUN AMOK」を、とMarkから長文の推薦文がメールで送られてきました。「RUN AMOK」についてはまた後日ご紹介しますが、全体のための貢献をしたものに与えらます。Rioについて検討しましたが、今回はまだ「RUN AMOK」には足りない、というのが先生の判断でした。

 

Rioには、Markからそういう推薦状が出ていたこと、RUN AMOKには足りなかった理由を伝えました。Rioは残念がるよりも、先輩が自分をちゃんとみてくれていたことに感謝するとともに、19歳で入ったKHでいまや先輩になろうとしている自分の立場をMarkの行動を通して気づき、自分がこれからすべきことを自覚した転換点になったのではないかと私は思いました。

 

その後、3月後半にフィリピントリップがあり、MayDay(KH設立記念日)が近づく頃、Rioがいかにこのフィリピントリップに対して努力したかを先生と話し合い、結果、「BEAST MODE」を贈るのがふさわしいのではないかとの結論に至りました。

 

大学生なので勉強が一番、と私たちから釘を刺されている中で、大学に通い、テストや課題をこなし、KHのトレーニングも休まず、1年前からアルバイトを増やして旅費をため、自力で3月のフィリピントリップに参加したのです。

 

足りない旅費は自分たちが出すよ、と甘い言葉をかけていた先輩たちも本当に驚いたと同時に、よくやったと誇りに思いました。

 

期限がある中でなんとか自分でやろうと決めたこと、自分の日常を変えて挑戦したこと、そして結果を出したこと、そしてそして、フィリピントリップ10日間を心底楽しんだこと。この経験がこれからのRioの人生に大きく影響してくれることを願ってやみません。

 

MayDayで授与されました。

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自分を超える。それが、「BEAST MODE」と言えるでしょうか。 

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5 attacks

【 基本と応用 】

 

最近のKHは、ニューフェイスが加わりアメリカへの帰国者もあって、メンバーの入れ変わりが起き、ビギナーも増えました。KH自体も3年目に入り、先生が毎回作るトレーニングプランの内容は、設立記念日を境に基本に戻りますが、いかにスパーリングでそれを応用できるかという実践にも取り組んでいます。

 

PTI Blue Bookの2つ目のモジュール、5attacksはソロバストンの基本がいっぱい詰まっています。どんなストライクの種類があり、どんな角度があり、どんなストライクパターンがあるのか。スパーリングになると、焦って同じようなストライクしか出てこなくなりがちですが、それを向上させるものです。

 

基本のストライク1-4を、それぞれFluid, Reverse, Broken, Reverse, Circulanr and Reverseで。

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ストライクとストライクの間をつなぐ「X Factor」まで進むと、AttackやCounterが多彩になり、幅が出てきます。X Factorには以下の12種類あります。 


1. Horizontal

2. Vertical

3. Thrust

4. Punyo

5. Witiks

6. Double force

7. Two hands - low grip (baseball)

8. Two hands - mid grip (bayonet)

9. Two hands - high grip (pugil)

10. Left hand

11. Takedowns and chokes

12. Disarms 

 

ビギナーでも知っておくべきストライクの基本。それをたくさん練習して、テクニカルスパーリングでは単調な攻撃にならないように、相手に手を読まれないように、考えなくても出てくるように身体に覚えさせることが必要です。

 

基本を実践に応用すること。難しくもあり、楽しい部分でもあります。

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